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アラン・ルナルダ・ファッシュ (サヴォワ)
Alain Renardat Fache アラン・ルナルダ・ファッシュ
グラスに深紅の液体を注ぐと、柔らかな淡いピンクの泡がたちこめる。それはまるで、南国の珊瑚礁の様な美しさです。
香りはチャーミング。赤い小さな果実、フランボワーズや苺を想い出します。優しい甘さはしっかりとありますが、弾ける果実味がスッキリとしているので何杯でもすすんでしまいそう・・・。
季節を問わず、食前・食中・食後も楽しめ、そして美味しい。しかも環境に優しいのだから凄い。
美食の街でありフランス第二の都市であるリヨンの北東、スイス国境にも程近いサヴォア地方で代々続くワイン生産者であるアラン・ルナルダ・ファッシュ。
現在のオーナーは5代目となるアラン ルナルダ氏、そして6代目となる息子のエリーが数年前からワイン造りを手伝っています。
畑は標高350mを超える急斜面にあり、雑草を生やすことで土壌が流出しないようにさせながら、地中の水分を蒸散させる工夫をするなど、様々な試みを行っています。10年以上前から減農薬の農業リュット・レゾネを実施、特に除草剤を使わないよう執心しています。
生産しているワインは中甘口のロゼスパークリング1種類のみで、涼しい気候と品種特有の繊細な風味を引き出した「ヴァン・ドゥ・ビュジェ・セルドン」のみを生産しています。このワインの製法であるメトード・アンセストラルとは、人為的な糖分添加を行わず、葡萄本来の甘味のみを用い、また酵母添加も行わずに造るスパークリングワイン。ステンレスタンクにて自然酵母で発酵させ、アルコール分が6%ほどになったところで軽く濾過して瓶詰めします。そのままさらにアルコール発酵を継続させて瓶内二次発酵を行い、発泡性のあるワインとして、最終的なアルコール度数が7.5%程度になったところで急速に冷却して発酵を止め、濾過をし、極少量の亜硫酸を添加してボトリングします。
上品な甘さと芳醇な果実味や爽やかな香りは、このような製法から生まれる葡萄そのままの「自然の味わい」なのです。同時に、最高温度8℃という極めて低い温度での発酵によって、果実の繊細な風味がそのままワインに表現されています。 <輸入元資料より抜粋>