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ビトウィーン・ファイヴ・ベルズ
Between Five Bells ビトウィーン・ファイヴ・ベルズ
〈 オーストラリア・ビクトリア州・ジーロング 〉
ビトウィーン・ファイブ・ベルズはビクトリアのジーロング地方のワイン生産者です。2009年にデヴィッド・フェスク、レイ・ナデソン、ジョシュ・ダンの3人によって設立されたこのワイナリーは所謂一般的なオーストラリアのワイナリーとは一線を画す存在と言えます。デヴィッドは言います。
「ワインを紹介する時、長年抱いてきたワインへの情熱や昔行った新婚旅行の時のロマンス、ブルゴーニュを訪れた大学の卒業旅行なんかを語るのはよくある話だ。僕が話したいのは、自分が飲みたいワイン、つまりその土地を反映し、大地を敬っているようなワインを作りたいってこと。エレガンス、美しさ、自然、なんて単語でも表せるね。写真だと、踏みつぶされた葡萄や、ヴィンヤードの夕陽、白黒写真の汚れた手のアップなんてイメージなのかも知れない。どの表現もぴったりで、ビトウィーン・ファイブ・ベルズはそれら多くの集積なんだ。
でも、一般的なオーストラリアのワイナリーとは違う。まず僕は2人の友人と共に、この2面性を持つワインを作ろうと考えた。1つめは幅広い美味しさと野性的でリッチなフレーバーを持つカリフォルニアの超伝統的なフィールド ブレンドの赤ワイン。そして2つ目は(ちょっと矛盾しているけど)南またはセントラル・ローヌ・ヴァレーのビッグネーム以外のワインで、自然で素朴、がぶ飲みできるシラーズやグルナッシュのベースのワイン(例えばドメーヌ グラムノン)。
この2つのワインのインスピレーション(簡単すぎる説明ではあるけれど)が、オーストラリアでこれらの品種をうまく育てることのできるギリギリの気候を持つジーロングへと僕を導いたんだ。
ここでなら、いくつかの畑や優良な栽培農家、小さなワイナリーがみつかると思った。
手短に言うとこれが始まり。どれもすべて純粋なワイン。健康的で無添加、そして美味しい。僕らがオーストラリアワインというイメージ自体を変えているのかはわからないし、そうなるにはもっと多くのワインを作り出す必要があるだろう。ただ、僕らと同じようなゴールを目指しているワイナリーがいくつかあるとは確信している。」
〈 ネッド・グッドウィンより 〉
ビトウィーン・ファイブ・ベルズの『余計な事はしない』主義の元で作られたワインは僕のお気に入りだ。信じられない位に飲みやすいし、パッケージが最高に美しく、真の意味でのハイバリュー ワインだよ。
実際、日本に輸入すると毎回の様に全てのワインがあっと言う間に売り切れてしまうんだ。ビトウィーン・ファイブ・ベルズのワイン全てに共通しているのが、「ドリンカピリティ」。つまり非常に飲みやすく、ガブガブ飲める豪快なワインだという事。
よくワインの専門誌で点数で表現されるような要素である「濃度」・「余韻の長さ」・「アルコール強度」なんかは正直どうだっていい。でも、もっと飲みたい、おかわりが欲しいと思わせてくれるワインは、僕にとって点数や星の数では表現出来ない特別なものと言える。
有難いワインだって崇拝されたり、醸造テクニックやブドウ品種等の細かい事にこだわるのではなく、一口飲んでから、いつまでも美味しく楽しむ事が出来るワインの品質。理屈なしで次々とボトルが空になる、それこそがビトウィーン・ファイブ・ベルズの真骨頂なんだ。
(輸入元資料より)