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カッシーナ・デッレ・ローゼ
Cascina delle Rose カッシーナ・デッレ・ローゼ
バルバレスコの南、トレステッレにある小さなカンティーナ、カッシーナ・デッレ・ローゼは、1948年に立ち上げた家族経営のワイナリー。当初より化学肥料や農薬を一切使用しない有機農法を実践しており、土地のミネラルと養分を強く感じる果実、自然環境に配慮した農業を目指している。
畑は3.6haから約20,000本を生産。当主ジョヴァンナ・リッゾーリオは、夫のイタロと二人の息子の力を借り全ての工程において手作業を貫き、ブドウの本質に拘った栽培を行っている。畑の標高は250m〜300m。バルバレスコ特有の白い石灰質土壌が強く広がりワインに力強いミネラルをもたらしている。発酵は自然酵母のみで行い、ステンレスタンクにて発酵。バルバレスコはスロベニア産の大樽(10hl〜20hl)で熟成。瓶詰めは満月の日、気温18℃の時にノンフィルターで行う。
ワインは若い段階では非常に頑なで地味だが、緻密なタンニンと見事な旨みの詰まり方は、長い年月の熟成にも耐えうるポテンシャルを感じずにはいられない。20年.30年と熟成しうるバルバレスコ。そこまでではないがそれでも10年以上はその複雑さを増大していくであろうドルチェット・バルベーラ・ネッビオーロも素晴らしい可能性を秘めている。熱い情熱と家族の暖かい手によって、特別で美味しいワインを産み出している生産者である。(輸入元案内より)