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クロ・ド・ロリジンヌ
Clot de L'Origine クロ・ド・ロリジンヌ
プロヴァンス地⽅のバンドールで⽣まれたマルク・バリオは、ワイン造りの夢を実現する為に、ボジョレーでワイン造りを学び、ボルドー、アメリカ、オーストラリアで修⾏を積みました。アルザスで出会った⾃然農法実践への熱い想いが膨らみ、2004年にルーションの内陸部・モーリー地区に条件の⾒合う畑を⾒つけ移り住みました。
カタルーニャ⼈に忘れられてきたこの地では樹齢100年を超えるマカブーや樹齢50年のカリニャンなどが残るのが特徴です。また、昔ながらの混植の区画もあります。化学肥料や除草剤を⼀切使⽤しない畑にはマルクが「ナチュラルな植物肥料」と呼ぶ、雑草やカモミールなどが⽣育し、⾬で⼟砂が流れにくくするため⼟中に根を張ったり、畑を耕してくれるミミズの成育を促したり、結実を早めるミツバチが集まったりと、畑を取り巻く⽣態系にメリットを与えてくれます。収穫は⼿摘みで稀に⾒る低収量です。品種とポテンシャルによってタンクと樽を使い分け、より新鮮さを保つ醸造を重要に考えています。SO2は最低限の添加に抑えています。
現在ではモーリー、エスタジェルなど4つの村に17区画、計11haの畑でビオディナミの要素を取り⼊れた有機栽培を実践しています。⼟壌は、雲⺟・⻘灰⾊・⾚褐⾊・茶・⽩などのシスト⼟壌や⽔晶などで構成され、標⾼150 〜 450mの⾼地であるためフレッシュさを残しつつゆっくりと熟し、東から北向きの斜⾯で育つブドウには引き⽴った酸味が感じられます。2017年よりブラン・ド・ノワールにトライしており、⾃分が思い描くルーションのテロワールを表現するためにチャレンジすることを厭わない旺盛な探究⼼をもった造り⼿です。(輸入元資料より)