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オンフォン・ソヴァージュ
Enfants Sauvages オンフォン・ソヴァージュ
ドイツで工業系の仕事についていたニコラとカロリーヌは、南仏で別荘を探すうちにある畑付きの小屋と出会う。小高い丘の頂上、ガリッグと呼ばれる地中海性の低木にぐるりと囲まれた、まるでガリッグの海に浮かぶ2つの島の様な畑。この畑と出会い、2人はドイツでの安定した生活を捨ててワイン造りの世界に入る事になる。
外界から孤立した粘土石灰質の畑に隣人はいない。病害や農薬に関して、周囲からの影響はほぼ無いという。畑における基本方針は、自然との共存。そして生物多様性。酸とフレッシュな果実味が印象的な彼らのワインには、何となく「純粋」という言葉が似合う様な気がする。
彼らが20年かけて、我が子の様に育てた畑は今まで見た中で最も美しい畑の1つだと思う。現在は成長した2人の息子も共に、可能な限りの事を手作業、取りわけ家族で行う。