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グッチョーネ
Guccione グッチョーネ
グッチョーネはパレルモの15km南、モンレアーレ町のチェラーザ村にあります。ぶどう造りや農業は19世紀の初め頃から行っていましたが、ワイン造りを始めたのは現在のオーナーであるグッチョーネ兄弟の父、レオルーカ氏の遺産として15haの畑を受け継いだ2002年から、と非常に新しいワイナリー。兄マンフレディと弟フレンチェスコの夢が実現しつつあると思った頃、2011年、兄マンフレディ氏を交通事故で失うという悲劇が起き、ワイナリーは一時閉鎖となりました。経営難により畑の半分は失いましたが、新しい醸造所を取得し、2012年に再出発を開始。現在に至ります。
畑では昔から有機栽培を行っていましたが、10数年前にビオディナミ農法へと転換。フランチェスコ氏の友人であるニコラ・ジョリー氏の哲学からの影響も大きく受けています。また、故郷であるこのモンレアーレの土地とテロワールへの情熱と愛情が、極限までビオディナミ農法を用いる原動力となっています。どんなに労働力がかかっても化学肥料は一切使いません。
地域性やテロワールを表現する「シンプル」という特徴を大切にしたワインは全て単一品種で造られ、特にシチリアでは大変珍しいトレッビアーノ100%でワインを造っています。
2012年から弟のフランチェスコが引き継いだグッチョーネ。ボトルには家族への想い、故郷への情熱、自然との深い絆とスピリチュアルな哲学が詰まっています。