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ラ・クーレ・ダンブロジア
La Coulee d'Ambrosia (Jean Francois Chenet)
ラ・クーレ・ダンブロジア(ジャン・フランソワ・シェネ)
ロワール・アンジェに蔵を構えるジャン・フランソワ・シェネに私が出会ったのは、今年の7月にアンジェのレ・ヴィーニュ・ド・ババス(セバスチャン・デルヴュー)のお宅に訪問させて頂いた時の事です。元々立野は、扱いたい生産者として頭にあったようですが、それについては私もセバスチャンも全く知らない話でした。その日セバスチャンは、船でロワール川を眺めながらテイスティングをしようと手配してくれていてなんて粋なおもてなしなんだろうと驚いている矢先に、「今日は紹介したい生産者がいて、彼のワインも是非飲んで欲しい」と言われました。その時初めて、同行していた大岡さんから立野が取り扱いを迷っていた生産者だと聞き、これはただの偶然ではなくヴォルテックスと縁があるのだと確信した瞬間でした。人と人で繋がった素晴らしい縁だと思います。まさに人とワインですね。
その時は4種テイスティングしましたが、派手な印象ですぐに飲み飽きてしまうものとは正反対の体にすっと染み込む美味しさで一気にファンになってしまいました。
ジャン・フランソワの家系は代々葡萄生産者で醸造はしていませんでしたが、グリオットのワインを飲み「なんて素晴らしいんだ」と感じた事が大きく影響して、父親より畑を4.5ha分けてもらい2005年から醸造をスタートしました。まだ若い生産者ですが、非常にヴァンナチュールに対する信念が強く妥協を許さない人です。と言うのも、原産地呼称機関からは亜硫酸を入れるように指示をされたこともありましたが、自分のスタイルを崩してまでやるべきではないと思い全てがヴァン・ド・フランスになっています。また発酵後に還元的になることもあり、それがなくなるまで1年でも2年でも待ち続けます。そういった信念を貫きスタイルを守り続けるにはなかなか経営と結びつかない事も多く、やむを得ず畑を1ha売却し、現在は3,5haとなっています。
そんな彼の思いは、ワインの味わいからも十分感じ取ることが出来ます。今は、セバスチャンに色々と教えてもらいながら葡萄の様子を見極め、それに合った造りを研究しているそうです。今後の活躍が非常に楽しみです。
(インポーターのVORTEXさんより、熱いコメントでした)
ジャン・フランソワの家系は代々葡萄生産者で醸造はしていませんでしたが、グリオットのワインを飲み「なんて素晴らしいんだ」と感じた事が大きく影響して、父親より畑を4.5ha分けてもらい2005年から醸造をスタートしました。まだ若い生産者ですが、非常にヴァンナチュールに対する信念が強く妥協を許さない人です。と言うのも、原産地呼称機関からは亜硫酸を入れるように指示をされたこともありましたが、自分のスタイルを崩してまでやるべきではないと思い全てがヴァン・ド・フランスになっています。また発酵後に還元的になることもあり、それがなくなるまで1年でも2年でも待ち続けます。そういった信念を貫きスタイルを守り続けるにはなかなか経営と結びつかない事も多く、やむを得ず畑を1ha売却し、現在は3,5haとなっています。そんな彼の思いは、ワインの味わいからも十分感じ取ることが出来ます。土を耕し、手で摘み、化学物質を使わず、一番自然で、一番健全であるものを届けたいと言う思いでおり、セバスチャン・デルヴューに色々と教えてもらいながら葡萄の様子を見極め、それに合った造りを研究しています。彼は、農民ヴィニュロンと自己紹介できる事に誇りを覚えています。ヴィニュロンは、ワインを造る前に、土地を育み、良い収穫を得られるように良い栽培を維持することにあると考えています。
今までの出会いと経験が葡萄畑とワインに寄り添う繊細さを与えてくれたと、自然、そして他のワイン生産者、家族、消費者への尊敬の思いを持ち、気候の変化の影響もあり、毎年、季節ごとに自分の畑仕事を見直しています。ワインづくりにおいても同じで、テイスティングをしてワインの声を聴きながら最小限の仕事をしています。(輸入元資料より)
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