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ジュリー・ブロスラン
Julie Brosselin ジュリー・ブロスラン
ラングドック・モンペイル村で新たな時代を築きつつある若き女性醸造家ジュリー・ブロスラン。モンペイル村といえば、ラングドック地方を世界に知らしめた、あのレグリエールを生み出した偉大な村。2015年より独立。
2018年3月大阪で開催された、CPVのルクレアシオン試飲会にパートナーであるイヴォ(レスカルポレット)と一緒に来日していたので、彼女に会えた方は多かったのでは?(輸入元案内より抜粋)
実はその日の朝までバルセロナにいた私たち、約束の時間を少し過ぎ、教えられた住所のインターフォンを何度鳴らしても誰も出てこない…フランスあるあるは本当に…と思いながら、電話をかけると、どうも収穫が押しているとのこと。モンペイル村からは少し離れた隣村の畑で収穫の打ち上げをしているので、こっちに来て〜!と言われたので、早速車を飛ばして指定のカフェへ。
モンペイル村からおよそ15分、小さなヴィラージュのこジャレたカフェには、ジュリー・ブロスランのヴァンダンジュ―ルたち(収穫手伝いの人)10名足らずが集っていた。仲のよさそうなチームで、ほぼ皆、毎年ジュリーとイヴォ (レスカルポレット)の収穫を手伝っている気の置けない仲間のよう。中にはドメーヌ・マダのエドワール・アダムも。
今年の収穫は8月15日からスタート、およそ一カ月間続いて今日で完全終了!お疲れ様です!仲間たちの労をねぎらうため、ジュリーは自らビールやパナシェの注文をとりまとめる。私に向かっては「オツカレ〜」と!日本に来ていた時に覚えた言葉、完璧なタイミングで使ってくれていて嬉しい、日本愛を感じる!笑
2018年の作柄は良く、収穫量も昨年維持かあるいは少し多め。春先の雨のせいで確かにベト病の心配もあり、2区画ほど少しやられてしまったが、相方イヴォのボルドーでの経験が奏功し、しっかりと対策をとった為大きなダメージにはならなかった。(一方、前述のエドワールはもともと2haほどの極小畑に大打 撃!ベト病、雹など…みんな頑張ってもらいたい。。)一部のシラーが白ぶどうより、早く熟したりなど難しいヴィンテージではあったが、総じて美しいヴィンテージだということだ。
ジュリーとイヴォは二人でおよそ5haの畑を所有、二人で畑や区画を分けている訳ではなく、収穫後に分ける。タンクは別。実は畑とセラーが車で20分〜30分ほどとかなり離れていて、満足いく状態ではないとのこと(家とセラーも同じではない)。2018年11月ごろにうまくいけば、畑の近くに家を買い、1階をセラーにする計画、その後この作業がうまくいけば、次のステップとして植樹の予定もあり、さらなる発展が期待される!(2018年9月中旬、セラー来訪レポートより)
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