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シャトー・ラ・バロンヌ
Ch.La Baronne シャトー・ラ・バロンヌ
ルーションで魔法にかかったようなグルナッシュを生みだし、毎年入荷と同時に完売してしまう南仏自然派の超人気生産者ブルーノ・デュシェン。
そんなグルナッシュの達人であるブルーノが超古木のカリニャンを醸造したらどんなワインが生まれるのか?いちワインラヴァーとして興味深い所ですが、それを実際に実現させてしまうのが順子さんの凄いところ(笑)
元々はブルーノのワインをもっとカジュアルな価格でより多くのお客様に飲んで頂きたいという順子さんの願いから始まったプロジェクトですが、実際に動き始めると順子さん、本当に早いです。
本職は医者であるジャン・リニェール氏が所有するシャトー・ラ・バロンヌでは2002年から完全に無農薬に切り替え、2007年にエコセール認定。
その敷地内には1892年に植樹した、フィロキセラすら寄せ付けなかった超古木のカリニャンが植わっています
ジャンが大切に守ってきた畑を、ブルーノが栽培の責任者として就任し、醸造コンサルティングを行うというチームでスタートしたプロジェクトですが、ブルーノ自身も相当に入れ込んで結局自身で醸造してしまったとのこと。
コルビエールというとどっしりとした濃いワインを連想されるかと思いますが、ル・ノワール・キュヴェの美しい果実の存在感は流石のひとこと。2000円前後のワインとしてはまさに出色でしょう。樹齢118年のカリニャンで仕込まれたピエス・デ・ロッシュはまさにグランヴァン!他の地方だったら倍の価格はするかもしれません。ブルーノが作りだした新たなカリニャンの個性を是非味わってみて下さい。