トップ > フランス > ルーション > マタッサ
マタッサ
Matassa マタッサ (トム・ルッブ)
Matassa【マタッサ】とはカタルーニャ語で「森」を意味する古語。ピレネーの偉大なる自然に周囲を覆われたルーションのカルスに誕生した野心的プロジェクトがその発端となっています。
ワインメーカーであるTom Lubbe【トム ルッブ】は南アフリカ育ちのニュージーランド人。ワイン作りへの情熱に目覚めた彼が人生で劇的な出会いを果たした場所こそがカルスだったのです。若き日のトムが3ヶ月の見習いとして職を得たのは当時代表銘柄「ムンタダ」で世界的スターワイナリーへと躍進していたドメーヌ・ゴービィ。当主ジェラール・ゴービィの寵愛を受けたトムはその後3年に渡りビンテージに参加する事なるのですが、 最終的には醸造責任者のポジシヨンに昇りつめます。
更には人生最大のトロフィと言える、ジェラールの娘ナタリーと恋に落ち結婚する事になったのです。名実共にルーション最高のスーパースターワインメーカーとなったトムですが、大きな後ろ盾に頼る事無くゼロからの挑戦を決意します。それこそがマタッサなのです。
2001年にプロジェクトがスタートした当初偉大なる知識と影響力を以てプロジエクトの根幹を成していたサム・ハロップ(史上最年少のマスターオブワイン)はワイナリーを去りましたが、トムとナタリーが夫婦二人三脚で創造するワインの姿はよりストイツクでありつジェネラスで鮮明な輪郭を持つようになっています。カタルーニャの至宝マタッサが見ぜる進化の可能性は限界とは縁遠いものなのです。