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ドメーヌ・ヴィッキー
Domaine Wicky ドメーヌ・ヴィッキー
当主のGill Wicky(ジル・ヴィッキー)はブザンソン出身でワイナリーを立ち上げる前はエンジニアの仕事をしていた。自身でワインを造りたいという夢を叶えるべく、ボーヌのCFPPAに通い醸造・栽 培の技術を学び、2003年にジュラのボーフォールの丘に畑を購入する。しかし最初の3年間はコペラターに葡萄を売って生計をたてつつ、徐々にビオに転回。他所から来た者に冷たい、ジュラの方たちもGillの持前の明るさと親切な人柄から、慣れない土地にでもすぐに溶け込み、周囲の人の協力を得て2006年に遂に自身のワイナリーを立ち上げる。
現在では4.5haの畑を醸造家でもある奥様のChristelle(クリステル)と二人で管理している。Domaine Guanvatのジャン・フランソワ・ガヌヴァ氏やDomaine des Miroirsの鏡健二郎氏と親交が深く、定期的に集まり、情報交換やワインについて語り合っている。
土壌中の微生物や動植物との調和を一番におき、畑に生えているいるハーブを利用して、銅の散布をなるべく少量で済ませるよう心掛けている。醸造の面でも畑の個性を最大に表現できるよう、自然酵母で発酵、温度管理はせず、長い熟成を経て無濾過で瓶詰される。常にテロワールと人ではどちらが大事かと議論が起こるなか、ヴィッキーのワインはどちらの要素も感じ取る事ができ、バランスがとても良い。石灰質から生まれるジュラらしい味わいの上に、優しく情熱的な人柄の、温かさがワインから感じ取れる。(輸入元資料より)