赤・750ml
モンテプルチアーノ100%(樹齢40〜50年)
粘土質土壌。収穫後、果皮 と共に約 1週間、野生酵母による醗酵を促す。圧搾後、セメントタンクにて12カ月、ボトル詰め後12カ月の熟成。雨が多く苦しんだため、やや不安定さもあるものの、タンニンの甘味、果実の柔らか味を持った赤。ストレスを感じない飲み心地には、毎年驚かされてしまいます。
以前は「Piu Rosso ピウ ロッソ」という名前でしたが、生産量の少なさを解消するため造り分けることを止めたので、名前がシンプルになりました。こちらもDOCを申請していないため名乗れませんが、モンテプルチアーノ・ダブルッツォとして造られた赤。2018は天候的にはあまり恵まれず、冷涼さを感じるヴィンテージ。例年のような強い果実というよりも、エレガントな酸ときめ細かいタンニン、繊細な味わいです。モンテプルチアーノというブドウの持つ、ポテンシャルをストレートに感じつつも、決して気張らない柔らかい果実味。造り手の思いや意志がワインに伝わるのだとしたら、このワインにはエンリーコ自身の穏やかさ、優しさを感じるワインなのだと思います。改めて、コッレ サン マッシモの魅力に気づかされる味わいです。(2018ヴィンテージの輸入元コメントより)
彼のワインを飲むと、モンテプルチアーノというブドウがどれほどポテンシャルを持っているのかよくわかります。収穫が10月中旬以降と非常に遅くまで樹上で成熟できる、、、それだけ丈夫な果皮と強いアントシアニンを持つブドウ。エンリーコ曰く、「完熟したモンテプルチアーノは何もしなくても潰せば自然と醗酵が始まる、それをただ見守るだけさ。」祖母の時代と一切変わらないワイン造り、モンテプルチアーノの強い果実と旨み、それでいて甘みを持ったタンニンは何よりも心地よい、全くストレスのかからない自然体のワイン。(2017ヴィンテージの輸入元コメントより)