赤・750ml
ピノ・ノワール
『2016年ヴィンテージとは異なり、2017年ヴィンテージのReverse Redはピノ・ノワール100%で造られています。
ピノ・ノワールは、二つの畑から収穫されたものです。うち一つは、花崗岩の砂礫土壌からなるカルディニア・レンジです。ここ
は私とハンナが耕作している畑で、総収量1500kgのピノ・ノワールの大半はCardinia Roseとなりますが、残りの500kgが本キュヴェに使われます。もう一つは、友人であるPeter Preussがヤラ・ヴァレーで耕作する、1エーカー足らずの畑で収穫されたもので
す。手作業による有機農法なので得られる収量は少ないものの、毎年驚くほどの品質です。
ブドウはステンレスタンクに投入後、10日間の低温浸漬に続き発酵はゆっくりと7週間。プレス後にワインはステンレスタンクに戻され、そこで残りの主発酵を完了させ、澱引きをせずに約9か月静置しました。
澱引き後、2つの13年物の古いブルゴーニュ詰めて9か月熟成させボトリング。ボトリングまでのワインの移動にはグラヴィティ・システムを採用しています。SO2を含め添加物はゼロです。
「Reserve Red」という言葉は、『非常に高品質で、大変長い熟成を経たワイン』を意味し、オーストラリアのワインにしばしば用いられますが、まさにその点においてのみ、本キュヴェは「Reserve Red」と呼べるものです。いわゆる一般的なオーストラリアの「Reserve Red」とは全く違う味わいなのを明らかにするべく、意図的に名付けました。
味わいは確かにピノ・ノワールですが、非常にエッジィでユニークです。エレガントで複雑、かつピュアでアーシー。とても浮世離れした味わいです。』