白・750ml
モスカート、Le Costeの畑が中心で、もう一つの畑のモスカート(一部モスカートジャッロ)。
完熟を待ってから収穫、2つのマセレーション(除梗せず空気に触れないカーボニックマセレーションと、伝統的なマセレーション(除梗し櫂入れを行う)。醗酵が終わってから圧搾し、20カ月間 500Lの木樽にて熟成。ボトル詰めし6カ月。2019年は太陽を感じる完熟した収穫を迎えましたが、酸や複雑さも持ち合わせた魅力的なヴィンテージ。
約2年ぶりのリリースとなる2018、冷涼で雨に苦しめられたヴィンテージでしたが、病気や腐敗果を丁寧に選別し、樹上での完熟を待った結果、彼の畑では非常に珍しいボトリティスノービレ(貴腐菌)が、半数近い割合で回ったというとてつもない収穫となりました。ポテンシャルを秘めたブドウには、それに見合うだけの醸造と時間を費やす、というジャンマルコの哲学の元、モストだけの状態で 1 カ月間醗酵、、そして 1500Lの大樽で2年という熟成。そして、ボトルの中でゆっくりとフォルムが形成される時間として、ボトル詰めから 18 カ月熟成を経てからリリースされた、これまでの Cru の中での最高傑作と言っても過言ではない、そう言えるヴィンテージ。非常に苦労を強いられたヴィンテージの片鱗、そしてこれまで彼のワインではあまり体験したことのない、溢れる貴腐の香り。想像を超える素晴らしい味わい。レ コステがこれほどたくさんのキュヴェを作る理由、土地、畑それぞれの違いを表現していることの意味。そしてこのワインは、醸造だけでは成立しない、土地、ブドウ樹、気候、収穫、醸造何一つかけることが出来ない、そう実体験させてくれる、素晴らしいワインだと思います。(輸入元資料より)