赤・750ml
サンジョヴェーゼ
伝統的製法で造られるブルネッロの中で間違いなく最高のコストパフォーマンスを見せるのがこのイル・コッレ。
アルベルト カルリによって1978年より生産を始めたワイナリー。ヴィンテージごとの違いや独自性を感じられる伝統的スタイルのワインを造りたいと考え、収量制限、ブドウの選別を徹底して行い、醗酵時には長期間のマセレーションを行っている。熟成には、木樽由来の味や香りの出やすいバリックを嫌い、大樽のみを使用している。この大樽はサイズが様々で、各年の異なる収量にあったものを選んでいる。1997年にジュリオ ガンベッリ(モンテヴェルティーネ、ソルデーラを手がける)をエノーロゴ(ブドウ醸造の専門家)として迎える。(輸入元資料より抜粋)
近年リリースされたものの中では最も均整がとれたワインな気がします。前年の09は果実味が突出した、若干“イージー”な味わいだったのに対して、2010は全ての要素が高い次元で備わっています。09よりは開くのに時間がかかるのは間違いありませんが、もう十分にその偉大さの片鱗を垣間見ることができると思います。実際当主カテリーナも、09に比較的似た味わいを持つ2011を先にリリースさせることも一瞬考えたそうです。