白・甘口・375ml
モスカート種100%。
バルバレスコの東約20km、モスカート ダスティやアスティ スプマンテの産地として知られるカスティリオーネ ティネッラでモスカートの可能性をとことん追求するエツィオ チェッルーティによって営まれるワイナリー。畑から販売まで全ての仕事を一人でこなし、自身が追及するワイン造りに集中するため、標高350mの6.5ヘクタールもの畑でモスカートのみを栽培、年間6,000本のパッシートしか生産してこなかったエツィオだが、2013年ヴィンテージよりピエモンテの方言で「変人奇人」を意味するフォル(スティルの辛口白ワイン)を造ることに。彼のワインにはその哲学が見事に反映されている。
畑の中で収穫のために切られた枝にブドウがついたままの状態で約2か月間天日干ししたモスカートで造るこのワイン。除梗と圧搾後モストを直接木樽に入れ、酵母やニ酸化硫黄を添加せずに約1年間醗酵を行う。その後1000〜1200リットルの大樽か225〜500リットルの使い古しの小樽にて少なくとも3年間醗酵の続きと熟成を行い、少量の二酸化硫黄を添加後、ノンフィルターでボトリングされる。2011年は天候に恵まれ、他のヴィンテージと比して明るく外向的な味わいとなっている。とはいっても、畑の中で干されている間に多少の霧や湿気はあったであろうと想像させる(貴腐とまでは言わないまでも)雰囲気が感じられ、複雑さもあり非常にバランスの取れた味わいに。(輸入元資料より)
※写真はイメージです。