赤・750ml
サンソー100%(樹齢52年平均)
収穫日は8月27、28日。収量は30hL/ha。買いブドウはエミール・レディアから。ワイン名は、シンプルに軽快なタッチの赤ワインで「エンジョイ」してほしいという意味でこの名前を付けた。バブリーと同じ畑で、今後は泡のバブリーとスティルワインのエンジョイを隔年で交互につくる予定。SO2は瓶詰め前に20 mg/L。軽くフィルター有。
ダークチェリー、ザクロ、グァバ、タイム、バラの花弁、口紅の香り。ワインはみずみずしくかつ野趣味溢れるチャーミングな果実味にストラクチャーがあり、紅茶のような若いタンニンの収斂味が余韻を引き締める。
ヴィエーユ・ヴィーニュのサンソーからつくられるエンジョイ。2019年は、ブドウ焼けにより40%減だった。今回は最初にブドウ焼けしていないきれいな房を全房で収穫。そして、その翌日にブドウ焼けした房をもう一度収穫と 2 回に分けた。醸造は、ブドウ焼けした房は全て除梗し、テーブルの上で選果した後全房のブドウに混ぜて仕込んでいる。ナタリー曰く、この年は日照量に恵まれたこともありブドウに含むポリフェノールが多く、ルモンタージュやピジャージュを一切行わなかったにもかかわらず抽出が濃かったとのこと。
出来上がったワインはドライローズの香りが華やかでみずみずしくチャーミング。また、果実味は野趣にあふれていて、アフターを引き締めるタンニンがポテンシャルの高さを窺わせる。なお、今後エンジョイは、バブリーと隔年ごとにリリースされる予定だ。(輸入元案内より)