白泡・750ml
モーザック 100%
ナチュラルで柔らかな味わいのスパークリング。この地域で一番古くから造られていたワインのスタイル。ピュアな味わいに感激です。
【生産者のご紹介】
南西地方のガイヤックで5世代続くプラルジョルファミリー。現在はベルナールが中心になってワイン造りをしていますが、地元品種を研究し、再生させた学者でもある父、ロベールさんを心から尊敬し、アドヴァイスを受けています。
そもそもガイヤックは2000年前からぶどう畑があったという歴史的な場所です。そこには古くから存在する品種がたくさんあったのですが、いつの間にか消えていってしまいました。それを再生させたのがプラルジョルファミリーでした。
プラルジョル家はこの地域で一番早く、自家醸造、びん詰めを始めた曽祖父、地元品種を復活させた父ロベール、そして現在は地元品種を新たなAOCに位置づけたり、若手生産者を教えたりとリーダー的存在のベルナールと常にこの地の生産者をリードしてきました。
ガイヤックはターン川を挟んで両側に広がるぶどう畑からワインが造られている地域ですが、フィロキセラ以前は赤品種も栽培されていたものの、その後、白品種中心になっていました。現在も白が70%を占めていますが、ターン川右岸には白の品種、左岸には赤品種がよく合うことがわかってきました。
ベルナールの父、ロベールはテロワールの個性を生かしたぶどうを栽培することの必要性を感じ、30年ほど前から絶滅寸前の地元品種の栽培に力を入れ始めましたが、当時はシラーやカベルネ、メルローが中心に栽培されていて、古臭い品種には誰も見向きもしませんでした。「時代の流れに比べて30年早すぎたんだね。最近になってようやくテロワールの重要性が見直されてきたんだ」ベルナールは父の後をついで、地元品種でワインを造り続けています。その努力が実り、 2008年にはブロッコル、デュラス、プリュナールなど地元品種もAOCに認められることになりました。2代かかってようやく実現した地元品種の公認です。「品種にこだわることもそうだけど、ワインの良し悪しは畑、つまりぶどうで決まる。醸造はそれほど複雑な作業ではないけど、畑は常に観察し、状況に合わせて手入れしてやらなければいけないから難しいんだ。」そういいながら40年前に祖父が植えたモーザックの畑に立つベルナール。
20年ほど前、ぶどう畑にもホメオパシーを取り入れるようになり、化学肥料や農薬を使わない栽培をするようになりました。「ここに立つと特別な気持ちになるんだ。夏に朝早くから畑作業をするときなんか、最高の気分。素晴らしい景色だろう?」自然と一緒に楽しみながらぶどう栽培をすれば、必ずうまくいくといいます。「テロワールと品種、気候、そして人、これは絶対的な要素。よいワイン、ぶどうを造るには切り離せないものだと思うし、実際に体験してきたことなんだ。これがよい関係でいれば、ワイン造りは最高に楽しいよ!」今も様々な土壌や品種の研究や実験を重ねながら、各地の試飲会で地元品種を紹介したり、地元の赤品種をワンランク上のAOCに認定させるための活動をするなど、積極的な活動を通して、常にリーダーとして頑張っているベルナール。最愛の奥様、ミリアムの後押しでこれからもますます素晴らしいワインを造り、また、ガイヤックのために貢献していくことでしょう!
※ 写真はイメージです。お届けは2014年となります。