赤・750ml
カリニャン80%、シラー20%
2017VTのブリュタルは、カリニャン80%、シラー20%で造られ、今までとは全く違うワインに仕上がっています。シラーが加わった事で色調が濃くなり、今までとは違ったギュッと凝縮したスタイルになっていますが、全体的には軽やかで、いつも通りのアクセルらしいワインに仕上がっています。2017VTはより色素を抽出したいと考え、更に遅くブドウを収穫し、マセラシオンを6週間以上に延長しています。抜栓直後は若干の揮発酸と通常キュヴェより強めの酸を感じますが、いつものアクセル節とこの品種ならではの黒果実系の果実感が心地よく、スルスルと飲み続けることが出来ます。また、酒質も安定しており、抜栓後半日経過しても不安定になることはなく、美味しく飲むことが出来ます。
ブリュタルは、瓶詰時に亜硫酸を使用する事をよしとしない様々な生産者が、自分たちの「攻めた」ワインに共通のキュヴェ名を付けて、各自でリリースするコンセプトワインです。 ブリュタルという言葉には「残忍な」「粗暴な」という意味がありますが、同時にカタラン語(ブリュタルのコンセプト発起人にスペインやルーションの生産者が含まれるため)のスラングで「素晴らしい!」という意味もあるダブルミーニングです。
既存のワインの権威に対してのアンチテーゼとして、死神が鎌を振るうデザインのラベルが定番で使用されますが、アクセルはブリュタルのコンセプトに共感しつつも、死神のデザインが好みではなく、自分のワインに似つかわしくないと考え、自分独自のラベルデザインでリリースしています。(輸入元資料より)