赤・750ml
ピノ・ノワール100%
2012年は、平均樹齢20年のピノノワールの40%を除梗せず、残り60%を除梗し、それらを交互にミルフィーユ状に発酵槽に入れ、3週間ほどマセラシオン。月の満ち欠けのサイクルに合わせて熟成用の木樽に移すタイミングを図り、そのまま12ヶ月ほど熟成させる。新樽の使用は3割程度。使用する新樽は自らの森から切り出した木材を使用してメルキュレ村の樽職人の手によって作られたものを用いる。厳密な清澄も濾過も行わず、瓶詰め時の亜硫酸添加も行わない。平均的な収穫量は30hl/haほど。
味わいは、いきいきとした果実味と密度のあるタンニン、余韻の鮮やかさなどブルゴーニュワインの魅力をぎゅっと凝縮したもの。その一方で、男性的な骨格の強さと余韻のナチュラルな優しさが同居している緻密なバランス感が印象的。