白(醸し) 500ml
ケルナー 100%
ワイン造り発祥の地といわれるジョージア(旧グルジア)。クヴェヴリといわれる素焼きの甕を用いた伝統的なワイン製法は現在も受け継がれています。長い歴史の過程の中で独特な形状となったクヴェヴリをこの北海道で再現すべく、知床にある「斜里窯」で特別に素焼きの甕を造っていただきました。
余市町登町、「中井観光農園」産のケルナー種を選果したのちに一部は除梗し、一部は全房のまま甕の中に入れ天然酵母の力で発酵させ、果皮や種を漬け込んだまま熟成させました。熟成期間中に少しずつもろみが下がり始めるとともに上澄みとしてワインが現れはじめました。その後、上澄みを優しく取り出し、残りのもろみを軽く圧搾しました。オリが改めて下がるのを待ったのち、オリ引き、ビン詰め。仕込みから瓶詰めまで酸化防止剤は使用していません。
落ち着きのある橙色、和柑橘系の香りをはじめ、杏、カリン、マンダリンオレンジ、ハーブ、多様な香りの要素を内包しており、時間とともに徐々に開き始めていきます。口あたりは柔らかくケルナーの果実味とともに厚みもあり、穏やかな渋みのタンニンが味わいの幅を広げ、ほどよい酸が優しい余韻をもたらします。
ワイン造りの原点を見つめていくことで触れられるワイン造りの奥深さや尊さ。北海道で育てられたブドウ、北海道の土で造られた器、この地にいる微生物の力、発祥の地に伝わる伝統的な製法。さっぽろ藤野ワイナリーが新たに試みているワインです。(ワイナリー資料より)
北海道余市町登町、中井農園のケルナーを斜里窯をジョージアのクヴェヴリ(甕)に見立てて長期間の醸し、野生酵母での発酵、熟成。
無清澄、無ろ過、亜硫酸無添加。
※ 送料無料不可となります。