赤・750ml
カリニャン
やや黒みがかった真紅の色合い。ほどよく甘さを想像させるドライいちじくやプルーンなどの凝縮した果実香や黒糖、いちじく煮などの深い香りに、仄かにみたらしのような醤油を想わせるニュアンスやハーブなども加わる印象です。香りからも密度の高い粒子の細かさを感じられるほどです。しっとりとした穏やかな口当たりで、フルボディに近いしっかりと凝縮した緻密な果実のエキスが広がり凝縮した強さは感じられますが、柔らかくシルクのような質感で流れるように体へと染み込んでいきます。果実由来の透明感のある酸はやや揮発的ではあるものの果実の風味とバディのような相性の良さを感じさせ、女性的なたおやかで奥ゆかしさのある雰 囲気を感じ、フルボディよりの深い味わいながら酸が飲み心地をスムーズにさせ奥行きを与えています。質感の柔らかさは彼らの人柄、芯の強さは彼らのこだわり、そんな想いをが感じられるようなワインです。彼の2005年、2009年のプロミスのような熟成による変化を目の当たりにしたこともあり、この先の熟成にも大いに期待が湧く味わいです(輸入元案内より抜粋)