白ワインヴィネガー・250ml
グルナッシュグリ2/3 グルナッシュブラン1/3
天下のBruno Duchenのワインでも起きてしまう酢酸発酵。100%ナチュラルに作っていると、いつも酢酸菌と戦いながらワインを作っております。ブルノのINES 2017はこの世に存在しておりません。何故なら瓶詰め直前に酢酸発酵が始まり、瓶詰めを断念。そしてナタリーに頼んでヴィネガーにしてもらいました。そしてこのヴィネガーは100%日本にのみ輸出。ブルノには事故ですが、飲み手のファンの我々にはちょっと嬉しいかもしれませんね。後にも先にも偶然出来たヴィネガーです。
南フランス、ルーション地方、バニュルスにほど近い場所で完全天然醸造による本物のヴィネガー作りを続けるナタリー・エール。醸造中に酸化防止剤となる亜硫酸を一切使用していないワインを原酒として買い付け、そのまま古樽に入れて太陽照りつけるバニュルスの気候の中で、自然と酢酸菌が活動してヴィネガーへと発酵していくのを待ちます。この素朴で香り豊かなヴィネガーは、フランス本国の多くの星付きレストランをはじめ、名だたるレストランのシェフがこぞって使用しています。
イネス :
グルナッシュグリとグルナッシュブランをアンフォラで房ごと漬け込んで5週間の醸しと発酵後プレス、再びアンフォラで熟成しSO2無添加で瓶詰めしたオレンジワインスタイルのキュヴェです。やや憂いのあるトパーズの外観から、オレンジピールや熟したリンゴの香りを感じます。少々マスクした印象ですがハチミツの旨味や白い花の可憐なニュアンスに口角の上がる酸が一体となっています。(輸入元資料より)