赤・甘口・750ml
ガメイ100%
アンジュ地区のボトリティスの付いたガメイで造られたワイン。潜在アルコール度数18度。2019年6月に瓶詰め。瓶詰め直後は若干の甘味を感じつつ度数も高かったことから、ヴァン ド リクールと間違えそうになりましたが、正真正銘の"過熟ワイン"。濁りのある黄金色で、ほんの少し赤み掛かっています。揮発やヴァン ジョーヌの様な産膜酵母由来の香りを感じますが、時間とともに落ち着いていきます。非常に凝縮した集中力のある香りは、次第にシロップを煮詰めたような甘い香りに変化をします。口に含むと最初は酸化したニュアンスとドライでふくよかな果実の味わい、ボトル熟成による味わいの変化などを感じられますが、温度が上がるにつれて、少しづつ甘みが出て味にまとまりが出てきます。余韻は非常に長く、良い食事の締めくくりや1日を振り返る時に寄り添ってくれる1本。味わいは1週間後でも大きな変化はなく、非常に安定しています。