赤・750ml
サンソー100%
この年は大きく分けて3つのキャラクターが違うサンソーが収穫できた為、全部ブレンドせず、キュヴェ毎に分けて瓶詰めすることにしたそうで、こちらはアクセルがキュヴェNo.2と呼んでいたもの。より凝縮、成熟したキュヴェに仕上がりました。2018年9月第2週に収穫。7日間のマセレーション。MCも行っています。
なお、キュヴェ名であるOili Oili Oilaの由来はイタリアにある歌の名前で、Tequila & Montepulciano Band(なんて言うか凄い名前です)が歌っています。
濁りのある極薄いルビー色。いわゆる薄旨のワインが好きな方はこの色調を見ただけで期待大になること間違いなし。赤い小粒のベリーの様なチャーミングな果実の香りが立ち上ります。口当たりはあくまで柔らかく、アルコール度数もなんと10.8%!いわゆるスルスル系の旨みたっぷり薄旨と見られがちで、一瞬軽やかに感じますが、味わいの中域に果実感がドーンと残って全体をボトムアップしているため、単純なヴァン ド ソワフではなく飲みごたえのある質感のワインに仕上がっています。余韻も長く、ついつい飲み過ぎてしまい、つい1本空いてしまうこと間違いなしです。
2日目以降は若干果実味は落ちますが、全体的な柔らかい質感は衰えず、美味しく飲み進めることが出来ます。4日目以降は柔らかい果実のニュアンスはそのまま維持されますが、液体を飲み込んだ余韻の最後の最後で不安定さがちょっとだけ顔を覗かせます。かなり微妙なニュアンスなので、ワインが不安定になるのは絶対に受け入れられないという方以外は気にならないかと思います。