赤・750ml
ピノ・ノワール主体
2019年は霜などの影響で収量が少なく、生き残ったピノ・ノワール主体(約90%)にプールサール等が混ざります。 やや軽いガーネット色。若さを感じさせる様々な種類の新鮮で熟した赤い果実が混ざり合うようなな香りに、お香やスミレを思い浮かべる華やかさや複雑さが加わります。色や香りからも軽やかな様子が伺えますが、収量の低さが想像できるような密度の高い印象を受けます。とても柔らかく滑らかな質感で、舌の中程までドライフルーツのような甘みが続き充実したエキス感が膨らみ、上品でいて骨格がありブレのない感じを受けます。酸は果実のイメージと同一で馴染みやすく穏やかで、瑞々しくも深みとともに旨味が溢れ、頑張った葡萄の詰まった味わいを体で感じられます。どっしりと構える強さがありながら繊細でしなやかな仕上がりです。