赤・750ml
シラー主体
2019年は霜の影響によりサン・ピエールの畑の収量が激減したため、コート・デュ・ローヌの買い葡萄で醸造を行ったネゴシアンラベルのワインです。
深いルビー色。熟した黒系果実主体にに新鮮な赤い果実の引き締まった香りが混ざり、またスミレのような紫の花などがやや加わることで香りの高さが伺えます。また、葡萄を圧搾しながら漂ってくるようなほんのりと甘い香りも感じられます。
シラーと言っても重厚でパワフルなものではなく、色合いや香りからも軽やかなスタイルであることは想像でき、口に含むと香りに比べ甘い風味は控えめでスッキリとした辛口の印象を受けます。
滑らかで軽やかな飲み心地で、香りの華やかさとフルーティーな果実味がマッチし豊かに広がり、明るい果実味とほどよい充実感を残します。
開いてくるとカシスのような凝縮した香りが引き立ち、香りや味わいの深まりが見受けられますが、軽快なタッチはそのままに若さ溢れる果実味を楽しむことができます。