赤・750ml
シラー100%
(*借りていたサン・ジョセフの畑を返却したため、この2015年が最後のヴィンテージとなります)。46ヶ月樽熟成したワインの中から、優れた樽のみをセレクションしたもの。サン・ジョセフのアペラシオンは取得せずVdFとなり、頭文字を取りSJ(エス・ジェー)と名付けています。
僅かにオレンジがかった中程度の赤色。黒や赤系果実がミックスされたような果実香に、すみれの花のような華やかさ、たばこやインク、そして大岡さんのサン・ジョセフらしいブラックオリーブの香りが感じられます。2015年は暑い年でしたがしっかりと芯を捉える小気味良い酸がありアルコール12%の仕上がりで、密度の高いエキスを感じさせながらもミディアムタッチで雑味のないしなやかな口当たりです。滑らかな質感で馴染むようにすっと流れていくような飲み心地、グレナデンや黒系果実のコンフィチュールなどの芳醇で凝縮した緻密な果実味、すみれの花やブラックオリーブを想わせる風味が溶け込みながら口中に膨らみます。フランボワーズのような香り高く甘酸っぱい赤い果実やブルーベリーなどの新鮮な果実の引き締まった酸とシルクのようにきめ細かいタンニン、ほどよく熟成がかった深みと複雑さ、奥行きが感じられ、とてもエレガントな雰囲気で奥深くに惹き込まれるような魅力溢れるワインです。
現状ではシラーの上品な印象や華やかさ、生き生きとした果実味と熟成由来の複雑さ、背筋のピンとした骨格のある様子がバランス良く感じられますが、今後の熟成で複雑さや深み、エレガントで妖艶な雰囲気が一層引き出されていくことでしょう。 (輸入元案内より)
※ 写真はイメージです。お届けは2015年となります。