ロゼ・750ml
ムールヴェードル80%、カリニャン10%、シラー10%
10年以上前からビオで栽培されている新しい区画。石灰質に富んだガリッグの砂地。ダイレクトプレス。中断することなく大樽で14か月の発酵(ウィヤージュ無し)。グレープフルーツ、ホワイトペッパーの香りと、苦味を持ったロゼワイン。還元があるかもしれないが、火打石の香り等と合わさってさらに複雑性を持たせている。ノンフィルター・ノンコラージュ。発酵時に1.5gmのSO2添加。
<レ・フレール・スーリエ>
スーリエ兄弟(シャルルとギヨーム)が2014年にワイン作りをスタートした若きドメーヌ<フレール・スーリエ>。初ヴィンテージは2015年。ワイン作りに対して非常に熱い情熱と夢を持っていることがビシビシと伝わってくる印象の若者。会った瞬間から日本人として初めてこの生産者を訪問できたとに喜びを感じずにはいられなかった。
畑は基本的に草が“ぼうぼう”。その理由は、ブドウ樹に生命力を与えることや、空気や窒素を保つこと、虫(特にミミズ)の存在を維持することなどが挙げられる。畑の仕事に関しては、この道で有名なピエール・マッソン氏に師事し最適な方法を模索中。テンプラニーニョなどのイタリア系の品種やピカルダンなど珍しいブドウも徐々に増やしているそうだ。ヤギを飼いチーズ作りも行っている。現在彼らのワインは生産量が少ないこともあるが、その品質と味わいに既にファンが多くほとんどが完売状態。瓶詰するとすぐにまた予約完売!と引く手あまた。基本的にSO2は無添加。