ロゼ 甘口・500ml
シラー100%
祖父の時代から造られている南仏伝統の酒精強化ワイン。発酵途中のブドウジュースに自家製のマールを添加。ナチュラルな残糖とスミレなどの複雑な香り。伝統的にアペリティフと一緒に飲まれるが、食事と合わせても素晴らしい。この年は、残糖が2分の1だがバランスが良く満足の出来。早いうちから香りが素晴らしかったためプリムールのタイミングで瓶詰めした。
<レ・フレール・スーリエ>
スーリエ兄弟(シャルルとギヨーム)が2014年にワイン作りをスタートした若きドメーヌ<フレール・スーリエ>。初ヴィンテージは2015年。ワイン作りに対して非常に熱い情熱と夢を持っていることがビシビシと伝わってくる印象の若者。会った瞬間から日本人として初めてこの生産者を訪問できたとに喜びを感じずにはいられなかった。
畑は基本的に草が“ぼうぼう”。その理由は、ブドウ樹に生命力を与えることや、空気や窒素を保つこと、虫(特にミミズ)の存在を維持することなどが挙げられる。畑の仕事に関しては、この道で有名なピエール・マッソン氏に師事し最適な方法を模索中。テンプラニーニョなどのイタリア系の品種やピカルダンなど珍しいブドウも徐々に増やしているそうだ。ヤギを飼いチーズ作りも行っている。現在彼らのワインは生産量が少ないこともあるが、その品質と味わいに既にファンが多くほとんどが完売状態。瓶詰するとすぐにまた予約完売!と引く手あまた。基本的にSO2は無添加。