白・750ml
シュナン・ブラン100%
シスト・砂岩土壌の樹齢約25年の葡萄。ダイレクトプレスの後、小樽発酵・熟成。
キラキラとしたレモンイエローの色合い。僅かに還元的な香りが感じられますが、スワリングで解消される程度で、口に含むと感じることはありません。白い花や柑橘のような香りに、飴を軽く焦がしたような仄かに芳ばしいフュメ香や樽由来のバニラ香、どことなくクリームブリュレのような雰囲気を感じさせます。柔らかく優しい口当たりで、香りに感じられた果実の風味や華やかさ、芳ばしさなどが調和よく絡み合いながら広がります。レモンのようにピンと張った酸が引き締まった印象と輪郭を与え、風味の豊かさとまろやかさを活かしつつ、コクの中に上品な様子も加わりアフターには僅かながら塩味が残ります。
【シャトー・フランシェ】
当主のエリック・デュボワは1990年まで建築の勉強をしていましたが、縁あってナント近郊の大きなネゴシアンを立ち上げるチームに一員として2年間働きました。 その後に農業高校で葡萄栽培及び醸造の教師を務めていたところ、オスピス・ド・ソミュールが運営するクロ・クロクリスタルの葡萄畑の栽培長に抜擢され21年間勤めました。
長き渡るクロ・クリスタルでの仕事に終止符を打ったのが2016年、妻アレックスと息子のフェルディナン、そして3頭の馬も連れて、理想の葡萄畑を探しながらイタリアやポルトガルへと旅をしました。この旅を続ける中でロワールへの強い想いを再認識した2017年、サヴニエールの西に位置するポッソニエールで希望に叶う醸造所と5.5haの畑を見つけることができました。
2019年8月までクーレ・ド・セランの畑で働きながら、妻のアレックスと交代で自分達の葡萄畑を管理していましたが、アレックスは医療関係の仕事へ戻り、エリックはスタッフのニコや3頭の馬と共に畑仕事や醸造に集中できるようになっております。
畑はエコセールの認証を受けており、栽培品種はシュナン・ブラン、グロロー、ガメイ、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョン。機械などは使わず手作業か馬で畑を管理、醸造は自然発酵、亜硫酸を無添加せずに瓶詰めまで行っています。葡萄のエキスをしっかりと感じ流ように緻密で上品、長い経験が詰め込まれたかのように落ち着きがあり、個性と魅力に溢れるワインを私達に伝えてくれています。(輸入元資料より)