赤・750ml
ガメイ75%、シラーとグルナッシュ25%
買いブドウですが、Philippe JambonがPhilippe Jambonのカーヴでブレンド、熟成させたワインです。非常にユニークで複雑なブレンドのワインで、まさにジャンボンの感性が爆発したキュヴェです。
ドニ・タルデューのシラーとグルナッシュ2018が25%(ユンヌ トランシュ シュディストと同様)、ブノワ カミュのガメイ2018を25%使用。更にジャン リュック ゴーティエのモルゴン レ シャルムのガメイ2011年と2013年を50%使用し、スパイシーで複雑なワインで、素晴らしい流動性を持っています。
キュヴェ名の由来は、直訳では軽くしなやかで光沢のある絹やイヴニングドレスに使用する様な柔らかく光沢のある布地の事を指しますが、フィリップが意図したところはメインのブドウ供給元のアペラシオンであるモルゴン レ シャルムとの関係です。Morgon Les Charmes = Charmeuse (英語ではCharmingと同義)。モルゴン レ シャルムのブドウを使用した、魅力的で可愛らしいワインと言う意味でシャルムーズと名付けました。
フィリップ自身のコメント「私はこのワインで偉大なワインを造ることを目指していませんでしたが、良いブドウを適切な比率でアッサンブラージュすると、本当に面白くてバランスのとれたハーモニーのあるワインになりました」。あくまで謙虚なフィリップですが、一度飲んでいただければ、様々な部分にフィリップ ジャンボンのスピリッツを感じ取っていただけるはずです。
濁りのある熟成したガメイ独特の薄い小豆色+濃いルビー色の混ざったような独特の外観。熟したイチゴ、赤系の小粒なベリーの香りが飛び込んできます。味わいはドライな仕上がりで、熟成により、アタックや中域、アフターと全てにおいて柔らかく荒々しさは感じられません。酸も突出することなく柔らかく、タンニンも熟成によりマイルドになっている為、シンプルな果実味が前面に感じられます。最後は口の中で長い余韻に繋がっていきます。抜栓から20〜30分程度経過すると揮発酸が感じ取れるようになる為、飲む際に少々低めの温度帯で飲むコントロールを行うと美味しく飲み続けることが出来ます。ユンヌ トランシュ シリーズ共通ですが、なるべく当日中に飲むことをお勧めします。(輸入元資料より)