赤・750ml
クノワーズ
クノワーズは、常に醸造所に入ってくる最後の品種で、大きな房に中くらいの大きさの実をつけ、最も重量のある品種の一つでもあります。100%除梗し、オープントップファーメンターで発酵させ、フレンチオーク樽で10ヶ月間熟成。南ローヌのブレンド品種として使われていますが、州内の数少ない栽培地の中でも特にユニークな品種。残念なことに2018年が、最後のヴィンテージとなってしまいました。畑はマヤカマス山脈に位置し、標高1,800フィートにあり、典型的な山岳地帯の痩せた土壌ですが、鉄分が豊富で、岩が多くミネラルに富んでいます。極端に収量は少ない区画です。
濃いルビー色。煮詰めたブラックベリーやダークチェリー、プルーンといった黒系果実の味わいに加え、ローズマリー、オレガノ、ピスタチオ、グリーンペッパーのスパイシーで強烈な香りが沸き立ち、わずかにマッシュルームや鉛筆っぽさも。
非常にフルーティーな味わいで、濃厚ですが、高い酸と柔らかいタンニン、優しいミネラル、暖かい質感のスパイスのお陰でバランスが良く仕上がっており、全体を覆う果実が輪郭のあるキリっとした質感に感じられます。ワイン単体でも、料理と合わせても良い相性を見せますが、レアに焼かれた良質な牛肉との相性は別群で、時間を掛けて飲むと素晴らしさが際立ちます。 (輸入元資料より)