赤・750ml
ジンファンデル
ジョン ボネの著書「New California Wine」にも掲載された、ブロックセラーズを代表するキュヴェ。初ヴィンテージの2006年は、ジンファンデルとシラーをブレンドした赤ワインでしたが、2009年に100%ジンファンデルのキュヴェになりました。この年は様々な要因が重なり、アローヘッド ヴィンヤード(より軽やかで、赤いベリーの風味が強い傾向にある区画)と言う区画のジンファンデルが70%使用、残り30%は前年の火災の影響で収穫量が少なかったバック ヒルという区画のブドウを30%使用しています。畑はどちらも火山性の土壌で、アローヘッドは赤い火山岩、バックヒルは石灰質のテラス状になった畑。特にアローヘッドのブドウは、50度の傾斜がついた急斜面に植えられています。
ボジョレーと北部ローヌからインスピレーションを得て作られたこのワインは、よりフレッシュで軽やかなスタイルとなっています。酸とフレッシュな果実味を強調するために、気持ち早めに収穫していますが、2019年は全房を30%、除梗したブドウを70%使用。ステンレスタンクで発酵させ、フレンチオークの樽で10ヶ月間熟成。結果、楽しくて気分が高揚するようなキュヴェが出来たそう。
濃厚なガーネット色。瑞々しいブラックベリーやカシスと言ったダーク系ベリーに加え、爽快なプラム、クランベリーと言った酸のある果実の香りが加わります。徐々にバニラ、タバコの葉やわずかにスモーキーさも加わり、複雑さが増していきます。味わいは、今年のブレンド比率が功を奏し、重すぎないエレガントな果実味としっとりした丸いタンニン、強すぎないが凛とした酸が素晴らしいバランスを出しています。肉料理との相性が良好で、グリルした赤身の肉や日本式焼き肉と合わせれば、すぐに1本空いてしまうかも。(輸入元資料より)