赤・750ml
シラー100%
いかにもシラー!と言うような濃いガーネット色の外観。鼻を近づけただけでスミレの華やかなニュアンスと、黒糖やブラックベリー、カシスを煮詰めたような黒系果実の濃いフレーヴァーが溢れます。味わいは見た目と違い、非常に軽やかでチャーミング。確かに凝縮して濃いのですが、あくまで女性的なしなやかなシラーに仕上がっており、薄旨とは別なエレガントさを醸し出しています。タンニンは感じますが、非常に細かく、熟成によって球体のように変化している為、ワインに締まりを与えていますが、全体的にはグイグイと飲み進めることが出来るお手軽でチャーミングな仕上がりになっています。
*なお、ルネ ジャン ダール氏によるこのワインの紹介が的確に表現しているので、是非御一読下さい。
「僕はアルデッシュで生まれて、僕の家族も少なくともここ300年はアルデッシュで生まれている。そんなアルデッシュの人が好きなのがLardと呼ばれる豚の脂の多い部分のお肉。僕の地方ではこれをスープに入れて煮るのが大好きで、とってもいい味わいがブイヨンに出るんだ。お昼には冷たいままや、火を通してサンドイッチに入れたりもする。このワインは、レ シャン リーブルの為に、エルヴェが彼の畑のブドウで彼自身が醸造している。このワインは複雑味はそれほどでもないけれど、フレッシュで感じが良く、ゴクゴク飲めて喉を潤してくれるワインであって、AOCのグランヴァンといった様な物じゃなく、口に入れてすぐに、そして簡単にわかるようなVdPアルデシュのワイン。仲良しの友人とおやつのサンドイッチや僕の地方のドライソーセージを食べながらグビグビ飲むワインなんだよ。」 (輸入元資料より)