白・1500ml
ヴィトフスカ 100%(樹齢40年)
収穫後、除梗した果実をそのまま木樽へ。果皮と種子と一緒の状態で24か月間醗酵〜熟成。途中オリ引きも全く行わず、果皮と種子を取り除きオリと共にボトル詰め。果皮、オリによって守られることで、SO2を使わずに醸造した、ヴィトフスカ、さらには果皮の可能性を証明した実験的ワイン。
今回は攪拌せず、上澄みのみでボトル詰め。そして今回は瓶の中にわずかしかオリが残っていないという事もあり、ごくわずかにボトル詰め時にSO2を添加しています。理屈としては成り立つ。しかしそれを地で行うマテイの探求心には脱帽です。
そしてまた、このワインの味わいのすばらしさ。通常のヴィトフスカには感じられないような線の太さと液体のみずみずしさ。通常のヴィトフスカと比べていただけると、この滑らかさ、丸み、一体感に驚いていただけると思います。2018年からは新しいチャレンジを始めるため、この2017年が最後のリリースとなります。醸造したのはバリック一樽分、マグナムのみ150本のボトル詰め。ヴィトフスカの可能性、果皮の持つ力を証明した特別なワインです。