白(微発泡?)・750ml
シュナンブラン 100% (樹齢35年)
リムーの西に位置するマルラ村周辺に畑があります。表面部分は粘土石灰質、地下部分は石灰土壌で構成されています。気候は、温かく乾燥した地中海性気候の影響と湿度の高い海洋性気候の両方の特徴を備えています。
畑は、1990年代後半から有機栽培が行われており、ビオディナミ農法で耕された畑としても知られていました。私もこの畑で手伝いをしていたのですが、2010年から自分自身でのワイン造りをするために3haを手入れすることになりました。現在も同じく有機栽培を続け、ボルドー液などの散布量を可能な限り減らし、イラクサ、トクサなどの植物を煎じたものを散布しています。土の表面や深層部の生物の連鎖を尊重しながらの畑作業です。自然に存在する生命を尊重する農法によって、テロワールの特徴を引き出し、風味豊かで、フレッシュ、長い熟成に耐えうるワインを生み出そうとしています。
健全な畑から生みだされたブドウを使うことで、自然とSO2を加えず(唯一ほんの少しだけ添加するとしたら発酵時のみです。)自然酵母での醸造へと向かってきました。収穫はすべて手摘みで行い、その後ゆっくりと低圧力でプレスにかけます。
樹齢およそ35年のシュナン・ブラン。9月初旬に完熟した葡萄を収穫しました。このワインは柔らかな甘味とフレッシュな酸味のコントラストを微発泡とともに楽しめます。もしかしたら瓶内で酵母が糖分を少し食べるかも知れません。その場合、ほんの少し甘味が減り、ほんの少しガスを多めに感じるでしょうが、豊かな風味は変わりません。それは、生きているワインの証です!
(輸入元資料より)