白・750ml
ヴィトフスカ(樹齢10〜15年)
2003年に植えたアルベレッロの畑より選別したブドウのみを収穫。除梗し、カルソの石灰岩の塊をくりぬいて作った「石樽」の中で、果皮と共に醗酵。そのまま12か月間果皮と共に熟成。圧搾後、オリ引きを行い大樽へ移しさらに12か月の熟成。ボトル詰めの際にごく僅かにSO2を加える。ブドウが育った土地そのものである石灰岩の容器で醸造することで、よりブドウに余分な要素を加えないという発想から生まれた、特別なヴィトフスカ。柔らかく繊細でありながら奥行きの深さ、そして余韻の長さには驚嘆させられる凄味のある味わい。
「石灰岩のタンクは醗酵・熟成の過程で、大樽とは全く違う。普段から酸の高いヴィトフスカ、そして果皮と長いマセレーションをすることで生まれるタンニン。それが石灰岩のタンクの中では酸がとても丸みを帯び、タンニンも柔らかくなる、まるでタンクが【食べる】のような感覚」。今までスックスの中で実験してきた、1年を越える長期間のマセレーション、そして石灰岩のタンクによる熟成は、これまでマテイが守ってきた「土地やブドウの表現」から、「偉大さ、可能性」へと切り替わるものだと感じさせられました。ワイン名である「67」は愛娘の誕生日より、彼にとってはわが子と変わらない、大切な思いを込めたワインです。通常のヴィトフスカと同じヴィンテージ 2018、同じブドウでありながらその味わい、奥行き、柔らかさ。すべてにおいてサイズの違いを感じます。今までヴィトフスカというブドウにこれほどの可能性を感じたことはなかった、、比べるつもりはありませんが、今まではダミアンのワインのような強さ、明確さを感じたことのなかったスケルリ。しかし、この67を飲めば、ダミアンとは異なる、しかしそれに何ら見劣りしない存在感を持ったワインだと感じさせられます。これまでのスケルリとは一線を画す「67」、ぜひ飲んでいただきたいワインです。(輸入元資料より)
※販売開始:2023年10月14日12:00〜
※写真はイメージです。