赤・750ml
メルロー
買い葡萄を使用したネゴシアンラベルです。
プロヴァンスとアルデッシュのメルローを50%ずつ使用。プロヴァンスの葡萄をダイレクトプレスしたジュースに、アルデッシュの葡萄を房ごと入れて2週間のマセラシオン。3ヶ月間グラスファイバータンクで発酵と熟成。
薄濁りのやや紫がかった深い赤色。熟したカシスやブラックベリー、黒系果実のリキュールなど香り高くエキスの詰まった果実香に、レーズンのようなコク深いドライフルーツの香りが仄かに感じられます。加えて、紅茶、ベルガモット、生花の紫の花や葉、茎など清涼感や華やかな香りが、若々しい果実の香りに品のある印象を与えます。カシスリキュールなどの芳醇な風味に、熟したブラックベリーの新鮮な様子やほどよい甘みを伴いながら、滑らかなテクスチャーで伸びやかに広がります。ブルーベリーを噛んだ時のようなキュッと引き締まった甘酸っぱい酸や風味が、可愛らしさや軽快感を引き出します。アフターにふわりと薫る桃やプラムの香りがジューシーな果実の余韻を残すミディアムスタイルです。
レ・バルバトラクス(マキシム・ランネイ)/Les Barbatruks(Maxim Lannay)
ドメーヌは2017年3月にマキシムと妻のイザベルと共に設立。マキシムは醸造や栽培などとは無関係の家庭で育ちましたが、ワイン造りに興味を持ち、数年間Domaine Villetで働きました。そこでは葡萄畑の仕事の価値と正確さを学びました。その後、Alice Bouvotで2年間働き、アリスの素晴らしい味覚と知識によって、醸造についての多くのことを学びました。<br>
現在はモンティニーやアルボワ、ピュピアン、モンマランなどに合計0.8haの畑を所有しています。そのうち約60%がシャルドネ、その他はサヴァニャンやプールサール、セイベル、ピノ・ノワール、ガメイなどを栽培しています。2020年からネゴシアンも始めており(レ・バルバトラクス)、アルザスやローヌなどの葡萄を使用し醸造も行っています。<br>
葡萄畑の仕事は殆ど手作業で、できるだけ病気に対する散布も少なくしています。収穫も手摘みで行い、葡萄畑で選果して、手動の垂直プレスを使用。純粋なぶ葡萄ジュースを得る為にプレスは優しくゆっくり、発酵は野生酵母で行います。殆ど全てのキュヴェはポンプを使わず、瓶詰めも重力によって行われ、亜硫酸も添加していません。栽培から瓶詰め等に至るまで、丁寧に手作業で行うことを意識しています。
まだ生産者として経験という歴史が浅く、収穫の状況も毎年同じではないため、造られるキュヴェも様々です。基礎にあるのは常に飲み易くあることで、実験的な挑戦も行いながらより希望に近づけるよう努力しています。彼は中学時代、ラタ・ポワルのラファエル・モニエの(当時中学校の社会科の教師)教え子だったそうです。ラファエルは、まさかマキシムがヴィニュロンになるとは不思議な縁だねと笑顔で語っていました。(輸入元資料より)