赤・750ml
カベルネフラン100%(樹齢約65年)
風化が進んだシスト土壌。2/3は除梗し、1/3は全房でタンクに入れ、発酵中はピジャージュを行います。25日間のマセラシオンカルボニックの後約24ヶ月小樽で熟成。この名前はAOC Anjou Villageを捩ったところからきています。
ルビー色。グレナデンやグリオットチェリーのコンポート、ドライ苺やコンフィチュールなどやや凝縮感のある果実香、加えてドライフラワーや土、たばこ、ビターカカオなどの香りも感じられます。張りのある酸が引き締まった印象と軽やかさを与えながら繊細なタッチで口中へと進み、赤い果実の充実感やチャーミングな印象に、ビターカカオやドライフラワーなど熟成の過程で得られたこなれた様子や複雑性、奥行きが加わり、落ち着いた雰囲気が広がります。舌には微細なタンニンが残り、醸造当時しっかりとした味わいだったことを想わせながら、仄かにバニラのようなまろやかな風味が鼻腔に抜け優しい余韻が続きます。凛とした酸があることでゆっくりと熟成が進んでおり、その変化しゆく過程でも果実味は様々な要素を取り込み複雑さをまとい、そして余分なものは少しづつ削ぎ落とされ繊細で、穏やかさや上品な雰囲気、旨味がぐっと引き出されてきています。この先の熟成で一層透明感や魅惑的な風味が増していくことでしょう。(輸入元資料より)
※販売開始:2023/6/27(火)12:00〜
※写真はイメージです。