白・750ml
ピノ・ブラン、オーセロワ主体、他多種
10時間かけてダイレクトプレス。10ヶ月間ステンレスタンクで発酵と熟成。
やや濃い黄色。桃やプラム、パイナップル、洋梨、マンゴー、りんごのコンポート、蜂蜜レモンなど様々な果実が混ざり合う芳醇な印象に、ジャスミンや紅茶を想わせる華やかさ、火打ち石など鉱物的なニュアンスも感じられます。清らかな飲み心地で、旨味感を伴いながらパイナップルのようにフルーティーな果実の風味は、クレッシェンドのように大きく膨らんでいきます。張りのあるシャープな酸は、豊かな果実の風味に輪郭やメリハリを与えるように引き締まった様子を、レモンピールやアオモジなど柑橘系の風味が爽快感を与えながら充実した果実味を支えています。アルザスらしい華やぐ果実感や旨味が溶け合う溌剌とした仕上がりです。(輸入元資料より)
レ・フュナンビュール/Les Funambules
レ・フュナンビュールはアルザスのアンマーシュヴィアという街で2018年にギヨーム、シリル、兄妹のジルとスージーの若手4人により設立されたドメーヌです。幼い頃から仲が良かった4人は、それぞれ家族が所有していた畑を引き継ぎ、合計11haの面積を皆で共有し自然派ワイン造りの道へ進むことを決意しました。畑は大部分が15〜20年前からビオ農法により栽培されていたため、自然派ワインを造る上では素晴らしい状態で初ヴィンテージを迎えました。2019年以降は加えてアグロフォレストリー(森林農業)にも注力しております。畑には既に400本以上もの果樹を植え、鳥の巣や止まり木などを設置、土は耕す事はなく、葉も同様に木の根元以外は一切切らずに必要に応じてロール作業のみ行うなど、畑を限りなく森の生態系に近づけるよう徹底して努力を続けています。一般的なドメーヌの形である栽培や醸造など特定の工程において担当者を設けておらず、彼らのワインは4人全員が剪定から瓶詰めまでの全プロセスに携わり造られます。自然派ワインのドメーヌとしては比較的珍しいチーム構成でとても興味深いですが、その反面、冒険的な試みをし辛い状況である事も否めません。全てを考慮した上で力を合わせ、少しずつ前進し、畑は時と共により自然な生態系に近づき、更に彼ららしいワインを造り上げてくれる事でしょう。期待が高まる若手4人組です。(輸入元資料より)