赤・750ml
ムールヴェードル80%、シラー20%
主に南向き斜面のシスト土壌で標高300m。平均樹齢45年。ステンレスタンクやコンクリートタンクで30日間マセラシオン。その後樽で約2年間の熟成。30日間ピジャージュを行いますが、非常にシルキーな質感で、ポテンシャルが高い。 ムールヴェードルは主に南向き斜面、シラーは北向き斜面で、収穫は最も遅いそう。
非常に濃厚でグラスの向こうが見通せないガーネット色。カシスやブラックベリーの小粒な果実の香りに加え、バラのフローラルな香りやドライハーブのアクセントが素晴らしい凝縮感で迫り、徐々に土っぽさや革、ヨードっぽさが拡がり、複雑さが増していきます。味わいは少々煮詰めたカシスやブラックベリーの果実味や南仏ワインらしいスパイシーな味わいが拡がります。ジャディス同様、凛とした太い酸に加え、ハッキリと主張するミネラルも見事で、全てが高いレベルでミックスされており、素晴らしい味わいを感じられます。ポテンシャルも高く、今後数十年は熟成するポテンシャルを感じられますが、果実と酸のバランスが素晴らしい為、既に飲む事も出来ます。酒質も非常に安定しており、不安定になる事も無く、2日目以降も問題無く飲み進めることが出来ます。
【ドメーヌ・レオン・バラル/Domaine Leon Barral】
ナチュラルワインの本質に触れることが出来る、数少ない特別な生産者のひとりとして数えられるドメーヌ レオン バレルは、1993年創業。以前はコーペラティヴに葡萄を売って生計を立てており、1993年がファーストヴィンテージでしたが、完全に独立したのは1995年。現当主のディディエ バ ラルと兄のジャン リューク バラルが畑を相続し、実家に隣接する醸造施設を購入し、醸造を開始。徐々に評価を上げ、ラングドックを代表する造り手としての名声を得ましたが、実験精神が旺盛で、著名となった今でも高い理想 に向かって努力をおしみません。2002年までは亜硫酸を使用していましたが、2003年以降は亜硫酸を使用していません。石切り場から持ってきたと言う巨大な岩を用いた清潔な新しいカーヴを建築中で、現在も新たな挑戦も行っています。(輸入元資料より)