白・甘口 500ml
カベルネ・フラン
樹齢65年のカベルネ・フランを11月に収穫。これを藁の上で陰干ししたもの。ヴァン・ド・パイユを造るのは2005年以来で、プレスした時点で前回とはジュースの香りがまるっきり異なることに気がつき、糖分や酸の凝縮感も異なっていました。バランスを取るために結果として10年に及ぶ樽熟成を経てリリース。
名前の由来はギリシャ神話に登場するオデュッセウスの旅ですが、知の探求の意味もあります。ナチュラルワイン造りも苦難と冒険、思考の旅と考えておりその意味も込めて。このワインにおける収穫から醸造で、パイユを造れる年は極めて限定されており、葡萄の樹に付いている状態で酸化と乾燥がかなり進んでいる必要があると悟ったそうです。この年以降、パイユを造ったのは2015年のみとなります。
オレンジがかった琥珀色で、黒葡萄で造ったとは思えないほど色調は赤からはほど遠い色合いです。ラムレーズンや白レーズン、ビターカラメル、カカオ、メープルシロップ、コリアンダー、ナツメグ、クローブなど凝縮感のある果実や芳ばしいビターな印象、スパイスなど複雑な香りが漂います。甘口ではありますが、張りのある酸があることで口当たりは意外にさらりとした馴染みやすい印象で、滑らかに口中へと流れ込みます。ビターカラメルのようなほろ苦さとラムレーズンから溢れ出るような甘やかな風味、加えてパンデピスなどのスパイシーさが溶け込み、複雑性のある大人びた印象で、酸とビターな風味が甘さのバランス整えながらほどよい甘みが広がります。余韻にはクリームブリュレのようなビターカラメルとまろやかな風味が優しく続き、魅惑的でリッチな印象が残ります。(輸入元資料より)
※販売開始:2023/6/27(火)12:00〜
※お一人様1本限り。
※写真はイメージです。