白・750ml
ヴェルディッキオ 100%
非常に酸が高く、どれほどの猛暑でも酸を失わないといわれるヴェルディッキオ。しかも果皮も厚く、アロマティックさよりも骨格や奥行きを持っている。そう話すロベルト。ヴェルディッキオの持つ酸の強さを表現するフリッツァンテがこのナナ。ネーミングはイエジに住んでいた祖母、そして愛娘のアンナより。
2019も実験的に造っていたのですが、出会った段階ではすでに完売状態だったため、今回の2020が初めての入荷となりました。「果皮が厚くタンニンも持っていながら、非常に酸も強く、特徴的な香りに奥行きもある。このブドウの可能性と、土地の力を感じたから、マルケでチャレンジしようと決めたんだ。でも残念なことに、ヴェルディッキオのポテンシャルや可能性を証明している造り手はまだほとんどいない。だから手探りでも自分で追求していこうと考えている」そう話すロベルト。ブドウは区画の中でも一番標高が高い部分、樹齢の若いブドウを選び、ピスタラスピやムヴァイズの収穫よりも、やや早めに行ったという彼。ヴェルディッキオの果皮よりも、酸を意識して収穫、醗酵、熟成までは一切コントロールを行わない醸造方法。
2020年はロベルト自身ワイン造りをスタートし、初めて経験した猛暑の年という事もあり、果実的な強さやヴォリューム感が強く、醗酵に苦しんだヴィンテージ。やや強く感じる揮発酸と詰まった果実味が物語っています。しかし、他の2つのワインにはないヴェルディッキオの個性的な香りとフレッシュさ、オリジナリティを感じる味わいです。(輸入元資料より)