赤・750ml
サンジョヴェーゼ主体、チリエジョーロ、メルロー
ビアンコ同様、2020ヴィンテージまでは「Rosso de Coccioロッソ デ コッチョ」という名前でしたが、商標権の問題で名前が変わりました。アンフォラ(テラコッタ製タンク)を用いて醸造される赤。テラコッタ製のタンクで醸造を行うことは、地域的な背景があるわけではなく、ワインを醸す「素材の一つ」として興味を持ったジャンマルコ。今回の2021ヴィンテージでようやく、その一つの答えが見えたと語る彼。大樽に比べ、テラコッタは内部により多くの空気を含んでいる。極僅かな違いですが、容器によってより強く空気と触れる機会が増える「極微量の酸素供給」によって、木樽とは全く異なる熟成、変化が起きると考える彼。より早く液体が安定し、ワインに透明感が出る、木とは違うニュートラルなテラコッタの容器によって、ブドウの特徴や土地の特徴が明確に表現されていると話しています。
サンジョヴェーゼ、チリエジョーロ、メルローをテラコッタ製のタンクで、果皮とともに3週間、醗酵が進んだのちに圧搾。圧搾してからもそのまま、テラコッタのタンクの中で12か月の熟成。木樽以上にニュートラル(香りなどの要素が少ない)でいて、同様の「呼吸」が得られるこのテラコッタ容器での熟成は、より空気との触れ合いが活発となり、液体もより柔らかさ、熟れた果実味、タンニンの滑らかさを強調した印象。容器の違いから感じられる、ワインの輪郭・質感・内面の大きな違いを感じられる興味深い赤です! (輸入元資料より)
※写真はイメージです。