赤・750ml
メルロー
栽培、醸造:樹齢15年。粘土石灰質土壌。除梗したぶどう(メルロのフリーランジュース)を10日間のマセラシオン。ファイバータンクでアルコール発酵の後、1年間熟成。SO2無添加。
キュヴェ名はメリメロ+メルロとの言葉遊び!メルロ100%のフリーランジュースを使用!艶やかなルビーレッド!!フリーランジュース由来のプルンとしたピュアな赤系果実のオンパレード!瑞々しいブルーベリーやカシスの果実味全開!微蜜なタンニンとどこまでも透き通ったミネラル感が余韻に長く続いていく。
『メルル』は、メルロの語源であると言われているツグミ(鳥)から。畑作業や生活を共にしている鳥たちを家族のように慕うクレマンスは、鳥由来の名前を付けたかったことから。また、フランス語で『メルル・ブラン=非常に珍しいもの』にもかけている。リムーの地で、メルロ100%のロゼ。さらにSO2も無添加!しかもたった3.5haの極小畑、だから生産量も極めて少ない・・・。その希少さにかけたクレマンスの言葉遊び!(輸入元資料より)
【ドメーヌ・デ・フルール・ジョーヌ/DOMAINE DES FLEURS JAUNE】
ラングドック地方、カルカッソンヌの南に位置するリムー。ピレネー山脈とコルビエール山脈に囲まれた、随一の高い標高からくる冷涼さ。大西洋と地中海の両方の影響を受け、日照量も多く、雨も適度に降る産地。リムーと聞けば真っ先に思い浮かぶのは、スパークリングワイン。それもそのはず、世界最古のスパークリングワインはリムーで誕生!(17世紀に、ドン・ペリニヨンが造ったシャンパーニュよりも 150年近く早い!)1938年にブランケット・ド・リムー、次いで1959年にスティルの白が AOC に認定された。しかし赤は遅れを取り、AOCに認定されたのは2004年。圧倒的に白ぶどうの産地に、メルロにとことんこだわった造り手が現れた!当主クレマンス・ボードワンは、2020年に日本デビューした南仏超ミクロ生産者『マルク・サンチェス・トア』のパートナー。
クレマンスは農業の家系で育ち、幼いころから農業が身近な存在だった。大学では歴史の勉強をし、自然環境やエコロジーに関する政治的な活動をしていた。幼いころ両親の背中を見て育ったクレマンスは、自然と『自給自足』の生活に足を踏み入れていく。それはワインに関しても同じで、『自分が飲むものは自分で造りたい』と考えるようになり、ワイン造りの道へ。
その後、農業を通してマルク・サンチェスと出会い、2017年に2人で『マルク・サンチェス・トア』を設立。マルク・サンチェスから、ビオディナミ栽培、多種多様なポリキュルチュール、そして SO2無添加のワイン造りを学んだ。ワイン造りと同時に子育てをし、2021年、遂にマルク・サンチェスの隣の畑で自身のドメーヌを立ち上げた。畑は3.5ha 所有。標高350m、粘土石灰質土壌。品種はメルロとほんの少しソーヴィニヨン・ブランを育てている。昔の人たちが普通にやっていた農業の姿を目指し、緑肥を使い、土中の微生物を復活させている。可能な限り手を加えず、剪定は自然を尊重し、樹液の流れを見ながら行っている。全てのワインは自然酵母で発酵、SO2無添加。コラージュ・フィルター掛けもなし。瓶詰めとスーティラージュはビオディナミのカレンダーに合わせて行っている。彼女の畑では、生活を共にしている羊と豚、鳥などの動物たちが一緒に畑作業を手伝ってくれている。クレマンスが長年想い描いていた『自給自足』の生活を、家族そして、自然界の生き物たちと共に実現させている!(輸入元資料より)