赤・750ml
ガメイ100%
短いマセラシオンで果実は控えめ、色はロゼほどに淡い外観。ドライな口当たり、粒の小さな梅やザクロなど、引き締まった酸とミネラル感は、サヴォワの新星、ルイ・テラルのルーシーのよう。ぶどうを一晩冷やしてから、6日間のセミ・マセラシオン・カルボニック。グラスファイバー製タンクで33日間発酵後、85%ファイバータンクで、15%は木樽で4ヶ月熟成。
※写真はイメージです。
【ジュスタン・デュトレーヴ】
ボージョレ生まれ、ボージョレ育ちのジュスタン。3人姉弟の真ん中、姉も弟もワイン造りの道へ進んでいるワイン造り一家。ナチュラル・ボージョレといえば、マルセル・ラピエールに代表されるモルゴンのナチュラル生産者たち。ギャング・オブ・フォーとしてして脚光を浴びた1990年代の活躍は誰もが知るところ。
ジュスタンの父は1800年から続くフルーリーで最古の「ドメーヌ・ド・ラ・グランクール」の醸造責任者。また、彼の祖父にあたるジャン・デュトレーヴはインター・ボージョレ(ボージョレワイン委員会)の会長としてボージョレの詳細な土壌分布図を作り上げたまさに"ボージョレーの生き字引"(その土壌分布図はヴィノテークNO.479号に詳しい)
幼きジュスタンは祖父や父のAOCフルーリーでのワイン造りの情熱をずっと見てきた。家族から栽培と醸造を学び続けたジュスタンが自身のワインを造りたいと思うのは自然な流れだった。(※ボージョレを語る上では欠かすことができない存在、あのクリストフ・パカレが、20年の経験の中で初めて取得した自社畑も、このAOCフルーリー※)
2015年に自身のドメーヌを設立。畑はまだ2haほど。畑はすべてビオ栽培。フルーリーの区画に関しては、手作業で耕すなど、並々ならぬ情熱の全てをつぎ込んでいる。ヤン・ベルトラン、ピエール・コットン、レミ・デュフェトルなど、同世代のナチュラル生産者と常に語り合うジュスタン。「偉大な父のフルーリーでの経験を活かしながらも、新世代の僕たちのワインを世界の皆さんに是非楽しんで貰いたい!」世代を超えた経験と英知の全てを知る、ジュスタン。フルーリーで今、一番注目されるべき生産者の一人。(輸入元資料より)