赤・750ml
ピノ・ノワール 100%
ボーヌの町から北に9km、サヴィニー レ ボーヌとアロース コルトンの間を通り、D18の丘に登り始めたところにあるペルナン ヴェルジュレス村の近くの彼自身が保有する1haの畑から。
コルトン グランクリュの丘の下の区画で、樹齢35〜40年。1ヶ月間のマセラシオン、フレッシュ感を残したいため、敢えてキューヴタンクで発酵熟成。一見地味なアペラシオンですが、彼はアペラシオンというルールには従わない為、実にオリジナリティのあるVdFを産み出します。
現地試飲時、ヤン自身最も気に入っていたキュヴェ。プルーン、ブルーベリーの様な酸を感じる黒系ベリーの凝縮した果実香に加え、ヤンらしいシャンピニオン香に一瞬で魅了されます。
更に薔薇のような濃い赤い花のフローラルな香りに加え、エスニックなエピスのニュアンスが外向的に広がっていきます。
味わいは正統なコルトンのテロワールを表現したようなキュッと締まった美しい果実に強固な酸と芯のあるミネラルが全体を引き締めています。2019年らしい凝縮した果実と酸、ミネラルの強固な酒質があり、太陽を感じる強さを味わえます。正に「普通」ではないペルナン ヴェルジュレス。ピュア、洗練、凝縮と言う表現が最も似合うキュヴェに仕上がっています。