赤・750ml
ガメイ100%(平均樹齢33年)
マセラシオン(マセラシオンカルボニック低温で21日間)。醗酵は自然酵母セメントタンクで30日間。熟成は50%セメントタンク、50%古樽228Lで9ヶ月。SO2は瓶詰前に20mg/L添加。ノンフィルター。
収穫日は9月19日。収量は26hl/ha。畑はブルイィの丘の標高380m南面に位置するが、ちょうどV字の谷を作っていて実際の畑の斜面は北向きに位置する。土壌にコート・ド・ブルイィ特有のPierre Bleueはほとんど混じっていないが、砂地土壌がエレガントなワインに仕上げる。
イチゴ、フランボワーズ、シャクヤク、赤いバラ、ラディッシュ、ジンジャーの香り。ワインはチャーミングかつしなやかで凝縮した果実のコクが染み入るように柔らかく、滋味深くスパイシーなミネラルとキュートな酸、キメの細かいタンニンがきれいに溶け込む。
2019年は、歴史的な猛暑に見舞われた年。収穫前に雨が降ったのだが、土壌が砂地のため干上がりが早く、結局水不足により収量は前年よりも40%減だった。だが、ブルイィ同様に酸がしっかりと残ったことで、ワインは力強さとエレガントさの共存する絶妙なバランスに落ち着いた。醸造は、前回フードルを使用したが、今回は収量が少なくワインが全て入らないことから、50%樽、50%セメントタンクの熟成に変更。出来上がったワインは、チャーミングかつスパイシーで、エレガントな果実味の中に骨格を整えるキュートな酸とタイトなミネラルが溶け込んでいる。最初開けたてはジンジャーのような辛みを感じるが、しばらく置くとスパイシーさが落ち着き、柔らかいジューシーな果実味が味わいを支配する。アレックス曰く、サービスする時はブルイィ同様にカラフもしくは開けてから1時間くらい置くことをおススメとのこと。(輸入元資料より抜粋)
※写真はイメージです。お届けは2019年です。