赤・750ml
サンソー、グルナッシュ
レ・グランド・ヴィーニュは、生産者ごとに瓶詰めされるこの協同組合にあって例外的にブレンドされたワインで、これは各農家の最高の区画で栽培されたブドウ、あるいは古い樹齢からのブドウを選別して造られたものであり、その目的は「エステザルグ」の認知度、ブランド価値を高めるためのものに他なりません。 言わば、組合の象徴的な存在といえるワインです。
セパージュはサンソーをメインにグルナッシュをブレンドしていますが、ブラインドで言い当てるのはかなり厳しいと言えるほど完熟した葡萄から造られています。シラーのようなスパイス感に、赤系のベリーが完熟した様な味わいとエレガントさが両立しています。低価格な南仏ワインによくある野暮ったさは全くなく、上品な味わいが楽しめます。(輸入元資料より)
【エステザルグ協同組合/Les Vignerons d’Estezargues】
エステザルグ協同組合は、ローヌ河南部の街アヴィニョンの南西側に位置しており、加入者が10名程度というフランス最小規模の協同組合です。
ここではそれぞれの生産者が品質にこだわったワインを造り、自らの名前をエチケットに記してリリースしています。「協同組合」としての大きなメリットは、農機具や新しい醸造設備を共同で購入したり、醸造アドバイスを受けるシステムが構築しやすいなど、品質向上に向けた資金面でお互い協力し合える点といえます。
栽培に関しては、各生産者の畑は可能な限り有機栽培で管理されており、化学肥料や除草剤は使用しません。その他農薬に関しても必要最小限な場合に限り散布する「リュット レゾネ」の手法を導入。この地域では、複雑な地層や多様なブドウ品種によってコクとボリューム感に富んだワインが造られており、エステザルグ協同組合では、それぞれの畑の個性をワインに反映させるために原則的に区画間のブレンドを行わずにワインを生産しています。醸造においては、各生産者のもとで選果されたブドウを醸造所に持ち込み、コンクリートに埋め込まれた巨大なステンレスタンクにて発酵させます。酵母はブドウの実に付着する自然酵母のみ。最後に極少量の亜硫酸(酸化防止剤)を添加してボトリングされます。
◎エステザルグ協同組合の特徴◎
・いわゆる有機栽培の「ビオロジック」、もしくは極力農薬の使用を避ける「リュット レゾネ」による栽培
・樹齢の高いぶどうから生まれる豊かな風味
・土壌の個性を生かし、区画ごとに分けた収穫
・平均35hl/haと低い収穫量で高い品質
・自然環境に生息する自然酵母を使った発酵
・発酵から熟成中は酸化防止剤を添加しない
・厳密な濾過や清澄を行わずに瓶詰め